PagerDutyとは何ですか?
PagerDutyは、SaaSベースのプラットフォームであり、開発者、DevOps、IT運用を強化し、ビジネスリーダーが、ビジネスに影響を与えるインシデントを防止・解決し、優れたカスタマーエクスペリエンス提供を実現できるよう支援します。顧客満足度が収益とブランドの評判に直結する場合、PagerDutyは、IT環境全体で顧客に影響を与える可能性のあるイベントをプロアクティブに管理するためのインサイトを組織に提供します。何百ものネイティブインテグレーション、オンコールスケジュールとエスカレーション、機械学習、ビジネス全体の対応オーケストレーション、分析などの機能によって、PagerDutyはリアルタイムで必要なデータを必要な担当者の手に確実に渡します。
PagerDutyは私の目的に合っていますか?どんな場合にその導入を検討すべきでしょうか?
次のような場合にPagerDutyがお役に立てると思います。 ・既存の監視ツールに通知ルールをカスタマイズする機能を追加したい場合(緊急度が高い場合はテキストや電話で、緊急度が低い場合はプッシュ通知や電子メールを送るなど)。 ・既存の環境に、オンコールスケジュールや自動エスカレーション、インシデント追跡など、アジャイルインシデント管理ワークフローを拡張したい場合。 ・チームが管理しているツール、サービス、アプリケーションの数にかかわらず、システムと運用の全体的な健全性をまとめて確認できる場所が必要な場合。
PagerDutyは問題の発生源ごとにインシデント処理のルートを変更できますか?
はい。PagerDutyでは、サービス指向アーキテクチャを反映して各インテグレーションをサービスにグループ化でき、各サービスには、それぞれ関連する通知とエスカレーションルール(これを「エスカレーションポリシー」(Escalation Policy)と呼びます)が設定できます。これにより、ある問題を解決するのに最適な担当者に自動的にルーティングされます。例えば、データベース管理者チーム用のエスカレーションポリシーを作成し、このポリシーをデータベースモニタリングシステムと統合するすべてのサービスに使用することができます。これにより、データベースの問題は常にデータベースの専門家に転送されるようになります。
PagerDutyでは担当者への通知には、何が使えますか?
インシデントの通知は、電話、SMS、プッシュ通知、電子メールなど、好きな組み合わせで自動的に送信されます。これらの通知方法は(各サービスの設定内で)カスタマイズ可能で、インシデントの緊急度、時間帯、定義されたサポート時間帯に応じて適切な通知動作が動的に選ばれるようにすることができます。PagerDutyは関連するアラートを自動的に1つのインシデントにグループ化し、関連するコンテキストを一元化するので、ノイズを最小限に抑えられます。
PagerDutyをDigitalStacksから購入するメリットは何ですか?
日本円でお支払いいただけることや、日本語の一次サポートが受けられることなど、たくさんのメリットがあります。
詳しくは「DigitalStacks が選ばれるポイント」をご覧ください。メール、SNMP、syslogのAPI連携について教えてください。
[メール、SNMP、syslog]の中では、メールはAPI連携が不要で管理画面から設定できます。 syslogやSNMPのアラートを送信するには、API連携が必要です。 SNMPとsyslogについても、PagerDutyと連携するインテグレーション(例えば、SNMPならZabbix、syslogならSplunkなど)を経由すれば、API連携は不要です。
同じ時間帯で複数人体制としたい場合は、どうすれば良いでしょうか?
複数人体制(同じ時間帯を複数人で対応)でスケジュールを組む場合の設定方法として、以下の2つがあります。
■ 同じ時間に対応するユーザーは別のスケジュールとして設定する(同じスケジュール内で、同時間帯に複数のユーザーを設定することはできません)
■ 別に組んだスケジュールをEscalation Policyの同一エスカレーションルールの中で定義する新規Team作成時に、エスカレーションポリシー(Escalation Policy)に何も表示されないことがありますが、どうしてでしょうか?
新規Teamを作成する時に、Escalation Policyも選択できますが、このときに候補として表示されるEscalation Policyは、どのTeamにも属していない状態のものが表示されます。 Escalation Policyは1つのTeamにのみ属すことになりますが、1つのTeamには複数のEscalation Policyを設定できます。 作成順は、次のどちらでも可能です。
■ Team作成(Escalation Policy設定無し)→Escalation Policy作成。そのときにTeamを指定
■ Escalation Policyを作成。そのときにはTeamを指定しない→Teamを作成。その時にEscalation Policyを指定PagerDutyのロール(Role)について教えてください。
PagerDutyの基本のロールには、Account Owner、Admin User、Limited User、Stakeholder(別名Observer)があります。 Stakeholderというロールは、Basicまたは、Enterpriseプランの場合のみ利用できます。 また、アカウントにTeam Responderロールが含まれている場合、このロールが将来的に廃止されることに注意してください。
チーム(Team)の設定に制限はありますか?
Teamで設定できる、ユーザー数、エスカレーションポリシー数の制限は以下の通りです。
■ Team内のユーザー数の上限: 500
■ Team内のエスカレーションポリシー数の上限:100Ackのタイムアウトとはどういうことですか?
インシデントが発生した場合、オンコールのレスポンダー(応答者)がPagerDuty画面で確認(Ack)操作を行うことになります。Ackのタイムアウト値を事前に設定しておくと、タイムアウト時間内に確認がなされない場合、再度インシデントがトリガーされます。 Ackのタイムアウト値は、サービスのSettingsから設定できます。デフォルトは30分に設定されています。
ユーザーが急に病気になったり、休暇に入ったり、他の人とシフトを交換したい場合は、どうすれば良いでしょうか?
オーバーライド機能を使用します。オーバーライド機能を使用してスケジュールすると、既存のスケジュールにオーバーライドレイヤーが作成されます。スケジュールされたオーバーライドレイヤーは、最下位レイヤーとして、スケジュールレイヤーの下に表示され、オーバーライド機能で設定したスケジュールが最優先されます。
スヌーズ機能とは?
1時間、4時間、8時間、24時間、またはその他の時間間隔で「確認済み」の状態を維持できます。インシデントレスポンダーとして、問題のトラブルシューティング中にインシデントをスヌーズすることができます。翌日まで待つことができる問題などであれば、再び目が覚まされないようにすることができます。
オンコールエンジニアがアラートに応答しない場合はどうなりますか?
PagerDutyでは包括的なエスカレーションルールを指定できます。インシデントがトリガーされると、PagerDutyは最初にレベル1のオンコールエンジニアにそのインシデントの連絡を試みます。その人がユーザー指定のエスカレーションタイムアウト内に応答しない場合、PagerDutyは自動的にレベル2のエンジニアにアラートをエスカレートします。
国際SMSに対応していますか?
はい、ほぼすべての国へのSMS通知に対応しています。PagerDutyの国際SMSの詳細と、サポートされている国のリストは、ここをクリックしてください。https://support.pagerduty.com/v1/docs/supported-countries#section-responding-to-sms-notifications
PagerDutyの費用は?
PagerDutyの価格体系については下記URLを参照ください。新しいPagerDutyアカウントには、全機能を備えたリスクフリーの14日間トライアル(クレジットカード不要)が付属しています。無料トライアル期間中は、電話やSMSを無料で送信できます。14日間のトライアル期間中に有料プランに登録しない場合、あなたのアカウントはトライアル終了時点で失効します。
「/pricelist」PagerDutyのアラートやインシデントとは何ですか?
アラートは、さまざまな監視ツールからPagerDutyに入力される通知のことです。 インシデントは、PagerDutyで集約定義したサービスからの通知になります。
PagerDutyのエスカレーションポリシー(Escalation Policy)とは何ですか?
アラート通知後にそれをインシデントとして担当者に割り当てるための仕組みで、一次受け、二次受けなどを定義するものです。
PagerDutyのスケジューリングとは何ですか?
エスカレーションポリシーの中で担当者のアサインを日、時間などをフレキシブルに定義する機能です。
担当者を急遽(一時的に)変更したい場合は、PagerDutyの設定はどうすれば良いでしょうか?
PagerDutyのウェブポータル画面から、インシデント単位に、"Reassign"にて再割り当てすることができます。
予め、システムの保守を計画している場合はPagerDutyの設定はどうすれば良いでしょうか?
サービス単位に、メンテメンスウィンドウを設定し、その期間を監視対象から除外することができます。
PagerDutyでのインシデントのライフサイクル(状況表示)は?
通知時点で、"Triggered"となり、担当者が対応した時点で、"Ackknoledged"となり、解決した時点で、"Resolved" となります。
PagerDutyでのインシデントのマージとは何ですか?
PagerDutyのウェブポータル画面では、複数の関連するインシデントをまとめて、チーム間の処理を効率化し、重要な情報を集中化して管理することができます。
何ユーザーを購入する必要がありますか?
インシデントに対応する人のほかに、通知を直接に受け取る人やスケジュールに登録したい人は全て含めて、全ユーザーの分を購入する必要があります。
14日間のトライアルはどんなことができますか?
無料トライアル期間中は、全部の機能が使えて、電話やSMSを無料で送信できます。ご購入するまではクレジットカード登録も不要ですので課金されることはありません。購入する際に継続して使いたい適切なプランをお選びください。
どんな支払い方法を選択できますか?
Digital Stacksまで「お問い合わせ」ください。
いくつのシステムを監視できますか?
PagerDutyを使用すると、必要な数のシステムを監視できます。Nagiosで1台のコンピューターを監視する場合でも、Datadog、Icinga、Zenossを使用して数千のホストにわたる数百のアプリケーションを監視する場合でも、追加料金はかかりません。300以上のビルド済みインテグレーション機能があるため、モニタリングツールでPagerDutyを選択するだけで接続できます。
通知は何通まで受け取れますか?
通知はメール、プッシュ、SMS、電話で受け取れますが、メールとプッシュ通知は無制限で受け取れます。SMSと電話通知についてはProfessional、Business、Digital Operationsプランでは、無制限に受け取れます。Freeプランのお客様は、100通までのSMSと電話通知を受け取れます。
Event Intelligenceだけを購入できますか?
いいえ。ProfessionalまたはBusinessプランを購入する必要があります。
Event Intelligence を一部のユーザーの分だけ購入することはできますか?
いいえ。Event Intelligenceのユーザー数は Professional またはBusiness のユーザー数と同じ数だけ購入する必要があります。
対応者でないユーザーのための低コストのオプションはありますか?
ビジネス関係者向けに、PagerDuty製品への読み取り専用アクセスができる低コストのユーザーライセンスを購入できます。BusinessプランまたはDigital Operationsプランを購入すると、利害関係者ユーザーは重大な停止時にはリアルタイムで更新されるインシデント情報を購読して、組織全体の対応を改善できます。
ステークホルダー(利害関係者)アカウントの費用はいくらですか?
Digital Stacksまで「お問い合わせ」ください。