PagerDuty(ページャーデューティー)の2025年4月の製品アップデート情報を紹介する。
▶︎エスカレーションポリシー編集後でもラウンドロビンの順番ステータスの維持が可能に
エスカレーションポリシーを編集しても、ラウンドロビンの順番がはじめから繰り返されなくなった。以前は、編集すると前回誰に通知したかに関わらず、リストの最初のレスポンダーからあらためて通知が行われる結果となっていたため、ユーザーよってはマネージャー側で調整の作業が発生していた。この変更により、現在はオンコールの順番は変更されず、予測可能で公平なプロセスが確保される。
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▶︎Operations Console v2が一般公開(AIOps契約ユーザー向け)
Operations Consoleは、チームが共有の集中管理センターから時間的に重要なインシデントに対処することを可能にし、ビジネスへの影響を最小限に抑え、顧客体験を保証する。最新の機能強化により、対応者はサイドパネルから主要なコンテキスト情報を一目で確認し、アラート(マージ/マージ解除)に対処できる。また、カスタムフィールドでワークフローを強化し、改善されたフィルタリング機能を活用してより迅速にデータをナビゲートすることも可能。
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▶︎Event Orchestrationの外部データ変数の利用が一般公開(AIOps契約ユーザー向け)
PagerDutyで、外部データ変数(External Data Variables)が利用開始となった。この機能により、インシデントや外部システムからのデータを活用する変数を使用して、より動的なオーケストレーションを構築し、より多様な自動化ユースケースに対応できる。
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▶︎SlackのサイドパネルからPagerDuty Advanceにアクセス可能に(Advance契約ユーザー向け)
Slackユーザーは、Slackのサイドパネルのダイレクトメッセージ(DM)からPagerDuty AdvanceのAIアシスタントにアクセスできるようになった。このアシスタントは、ユーザーがどのチャンネルを閲覧しているかを把握し、的を絞った回答を提供することで、計画された作業と計画外の作業の両方に対して、より正確で適切な支援を確実に提供する。この機能を有効にするには、PagerDutyの管理者はSlackの統合を再承認する必要がある。
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出典:PagerDuty