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PagerDuty(ページャーデューティー)がGlean MCPディレクトリーに加わり、AIを活用したインシデント管理を効率化

投稿:2025年9月30日   |    更新:2025年9月30日

AIを活用した生産性向上と運用のリーダーであるPagerDuty(ページャーデューティー)は、Glean MCPディレクトリーへの正式登録を発表した。この戦略的パートナーシップは、標準化されたモデルコンテキストプロトコル(MCP)を介して、PagerDutyのインシデントデータを自社のスタック内のあらゆるAIツールやエージェントに直接接続するプロセスを合理化することを目的としている。これにより、PagerDutyはGleanのAIエコシステムを通じて利用可能な、世界初かつ現時点で唯一のインシデント管理パートナーとなる。

PagerDutyとGleanのインテグレーションにより、組織は重要なインシデント、サービス、スケジュール情報を把握し、インシデント対応を実施し、チームが既に業務を行っている場所であればどこでもインシデント管理ワークフローを自動化できる。これは、チャット、AIアシスタント、あるいは企業向けに特別に構築されたカスタムエージェントなど、さまざまな形で実現可能だ。目標は、チームの現状を把握し、サイロ化を打破し、運用データの価値を最大限に引き出すことだ。

PagerDutyとGlean間の接続を承認することで、チームは自然言語コマンドを使って25を超えるPagerDuty運用ツールにアクセスできる。このMCPサーバーのコンセプトはPagerDutyユーザーに好評で、提供開始から1力月以内に250社以上がPagerDutyのローカルMCPサーバーを導入した。GleanがPagerDutyのMCPサーバーと連携したことで、導入企業数はさらに増加すると予想される。

PagerDutyとGleanのパートナーシップにより、3つの革新的なユースケースが生まれる。1つ目は、AIを活用したインシデント検索と要約だ。Pag​​erDutyへの接続を承認した両社のユーザーは、カスタムAIエージェントであるGlean Assistant、あるいはあらゆるエンタープライズAIツールに、重大なインシデントのステータスや最近の障害の概要について自然言語で質問できる。

2つ目のユースケースは、自動化されたナレッジキャプチャーとインシデント後レビューだ。インシデント後レビューは学習と改善に不可欠だが、必要な詳細情報を全て収集するのは大変な作業だ。Pag​​erDutyとGleanを共同で活用することで、お客様はインシデントデータ、チャットの記録、レスポンダーメモの収集と整理の自動化を改善できる。

3つ目のユースケースは、AIエージェントによる迅速な解決だ。Pag​​erDutyのオンタイムシグナルを、MCPサーバー経由でGlean Assistantに内蔵されているAIエージェント、またはGlean Agentのサポートを受けているAIエージェントに接続できる。例えば、Glean AssistantにPagerDutyの高優先度インシデント監視を依頼し、Gleanのコンテキストを介して企業システム全体から関連ドキュメントを自動的に取得し、チャットプラットフォームで対応者に次のステップを提案する、といったことが可能だ。

PagerDutyとGleanの提携は、AIを活用したインシデント管理における大きな前進であり、ユーザーのオペレーショナルエクセレンスへのアプローチ変革を支援する。Pag​​erDutyは、AI時代において迅速な対応を目指すチームがデータとアクションにアクセスできるようにすることを目指している。Pag​​erDuty MCPサーバーはワンクリックでインストールでき、検証済みMCPサーバーに特化した複数のMCPディレクトリーに掲載されている。これにより、チームは任意のAI環境からオペレーショナルインテリジェンスにアクセスできるようになる。

出典:PagerDuty