デジタルオペレーションマネージメントのリーディングプロバイダーであるPagerDuty(ページャーデューティー)は、全ユーザーを対象に「Reopen Incident」機能を一般提供開始することを発表した。この革新的な機能により、ユーザーはPagerDutyプラットフォームから直接解決済みのインシデントを再開することができ、全てのコンテキスト、メモ、履歴が保持される。この機能は、重複したインシデントを作成する必要性を排除することで、運用効率の向上とオーバーヘッドの削減に向けた重要な一歩となると考えられている。
Reopen Incident機能は、インシデント管理プロセスを効率化する。チームは、再オープンされたインシデントをユーザーまたはエスカレーションポリシーに割り当てることができるため、適切な通知フローが維持される。これにより、インシデント管理プロセスが簡素化されるだけでなく、関連する全ての情報がすぐに参照可能になり、対応時間と全体的なサービス品質が向上する。
ただし、インテグレーションの動作は利用中のITSM/CSMシステムによって異なる場合がある。例えば、ServiceNowでインシデントを再開すると、PagerDutyで新しいインシデントが別々に作成される。一方、Jiraのサポートはバージョンによって異なる。こうした違いはあるが、Reopen Incident機能はインシデント詳細ページで全ユーザー向けに一般提供されており、チャットとモバイルでも近日中に利用可能になる予定だ。
PagerDutyによるこの最新の開発は、プラットフォームを継続的に改善し、顧客にデジタルオペレーションを効果的に管理するために必要なツールを提供するという同社のコミットメントを証明するものだ。PagerDutyは、インシデントの再オープン機能を一般提供することで、チームがインシデントをより効率的に管理できるようにし、ひいては運用効率とサービス品質の向上を実現する。デジタル環境が進化し続ける中で、このようなツールは、企業がデジタルオペレーション管理の複雑さを乗り越える上でますます重要になるだろう。
出典:PagerDuty