PagerDuty AdvanceがMicrosoft Teams、より高度なAnalyticsなどに対応
PagerDuty Advanceの機能が、Microsoft Teamsに対応した。これには、チャットから直接ナレッジベース情報にアクセスできるという新しい機能も含まれる。
これにより、予定外の作業によってサポートが必要となるチームの負荷が軽減され、効率が向上し、業務上の失敗のリスクの低減が期待される。
また、生成AIIがサポートする、運用指標の改善状況を明確に可視化する新しいアナリティクスダッシュボードも一般公開された。これにより、データ主導の意思決定が可能になり、運用コストの削減と効率性の向上を実現できる。
これらの機能は、PagerDuty Advanceの有料プランユーザーもしくはトライアル版ユーザーが利用できる。
Incident WorkflowsによるStatus Pageの自動化が一般公開
PagerDuty Status PageとIncident Workflowsにより、顧客に影響を与えるような障害が発生している間も、一貫した情報をStatus Pageに自動的に表示し、エンドユーザーに情報を提供することができるようになった。
Incident Workflowのトリガーとなる条件が満たされた際に、新しいインシデント情報および更新情報をStatus Pageに送信するIncident Workflowを設定できるようになり、この自動化により、人的エラーのリスクと重大な運用障害のコストを削減することができる。PagerDuty External Status PageおよびEIMライセンスユーザーが利用できる。
インシデント解決後にPost-incident Reviewを作成
Incident Workflowsで新しいアクションを選択できるようになった。インシデント解決後のPost-incident Reviewの作成をアクションとして追加し、インシデント解決時に学習プロセスを自動的に開始することができる。これにより、インシデント全体にわたるパターンを特定し、継続的な改善を推進する機会に変えることができ、最終的には時間をかけてプロセスを学習し改善することで、運用上の失敗のリスクを軽減できる。エンタープライズプラン(EIM)ユーザーであれば一般的に利用可能。
全てのAlert Grouping設定APIでTerraformサポートが利用可能に
エンドポイントには、作成、リスト、取得、更新、削除が含まれる。
PagerDutyのメモとServiceNowのケースワークのメモを同期
ServiceNow CSMで作業するカスタマーサービスチームは、PagerDutyのメモをServiceNowのケースワークのメモと同期できるようになった。これにより、製品チームとカスタマーサービスチーム間で重要な顧客情報を共有し、受け取りやすくなる。
また、顧客に影響を与える障害に関する迅速な解決に向けた連携とコミュニケーションが改善され、最終的に顧客体験の質の低下というリスクを軽減し、収益も保護することができる。現在、すべてのCustomer Service Operations(CS Ops)のプランで一般的に利用可能。
Early Access:Event Orchestrationで外部データ変数の使用が可能に(AIOpsユーザー対象)
インシデントや外部システムからのデータを活用する変数を使用して、より動的なオーケストレーションを構築し、より多様な自動化ユースケースに対応できるようになった。運用コストを削減し、付加価値のある作業に時間を割くことができる。
ユースケース例
・診断結果が問題の解決を示している場合に不要なインシデントを抑制する
・診断結果でPriorityをコントロールする
・特定のサービスに関する重大なインシデントのグループ化を自動化する