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PagerDuty(ページャーデューティー)レポート:企業間の信頼と依存が高まるにつれ、AIエージェントの導入が急増

投稿:2025年9月24日   |    更新:2025年9月24日

PagerDuty(ページャーデューティー)の最新調査によると、組織におけるAIエージェントの導入が大幅に増加していることが明らかになった。わずか6力月で、複数のAIエージェントを導入している企業の割合は51%から75%に増加した。この導入の急増は、AIエージェントが運用スタックの重要なコンポーネントとして認識されつつあることを示している。AIエージェントの用途が多様化するにつれ、ビジネスリーダーはAIエージェントを業務に不可欠なものと捉える傾向が強まっている。

AIエージェントの導入は、さまざまな業務分野への応用によって促進されている。例えばコーディングにおいては、AIエージェントはコードの作成、レビュー、提案に活用されている。これにより、開発サイクルの短縮、エラーの削減、そしてより一貫性のある業務プロセスが実現している。AIエージェントはインシデント対応にも活用されており、関連するコンテキストをより迅速に把握し、検知と解決のループを閉じるのに役立っている。AIエージェントへの信頼の高まりは、経営幹部の81%が危機発生時にAIエージェントが自分に代わって行動してくれると信頼しているという事実にも反映されている。

AI生成結果の品質と適切なガバナンス慣行の導入も、AIエージェントへの信頼の高まりに貢献している。PagerDutyの調査によると、回答者の77%が1年前よりもAI生成結果への信頼度が高まっていると回答している。この信頼度の向上は、組織が責任を持ってAIエージェントを導入できるよう支援するガバナンス、監視、ガードレールへの投資の結果でもある。

しかし、AIエージェントへの依存度が高まるにつれて、新たな責任も生じる。AIエージェントが業務に深く統合されるにつれて、組織はAIエージェントの信頼性と回復力を確保する必要がある。調査では、回答者の85%がAIのエラーや障害を検出するためのより強力な手順の必要性を表明した。それにもかかわらず、回答者の96%は、自社がAIの障害が業務に影響を与える前にそれを検出し、軽減できると少なくともある程度自信を持っている。AIエージェントが業務の重要な部分を担うようになるにつれて、組織は増大する複雑さを管理するために必要な人材とスキルに投資する必要がある。

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出典:PagerDuty