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PagerDuty(ページャーデューティー)、ユーザーエクスペリエンスと運用効率を向上させる主要な製品アップデートを発表

投稿:2025年6月19日   |    更新:2025年6月19日

この記事では、日本のPagerDuty(ページャーデューティー)ユーザー向けに、今月の製品アップデート情報をピックアップして紹介する。

▶️Incident Workflowに“Incident Typeを更新する”のアクションが登場

ユーザは、インシデントワークフロー内の新しい”Incident Typeを更新”のアクションを使用して、インシデントの種類を設定または変更できるようになった。本機能を使用することで、インシデントは常に適切に分類され、適切な対応プロセス(例:「Major Incident」または「Security Incident」)にルーティングすることができる。BusinessおよびEnterpriseの契約ユーザーが利用可能だ。

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▶️Service Reassignmentが複数のプラットフォームで一般提供開始

サービス間のインシデントを、インシデントのウェブ詳細ページ、Microsoft Teams、Slack、オペレーション コンソール、モバイル、またはServiceNow 8.2統合経由で、最小限のクリックで移動できる。その結果、トリアージの効率化、解決時間の短縮、およびより正確なメトリクスによるオペレーションの洞察が向上する。

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なお、本機能はAPIからも利用可能だ。

▶️Businessプランでも、Incident WorkflowでCustom fieldをトリガーとして利用可能に

ユーザーは、組織で設定した特有のカスタムフィールド(Single Select Custom Fieldsのみ選択可能)から、直接インシデントワークフローをトリガーできるようになり、より柔軟なインシデント対応が可能になった。これにより、インシデント対応をさらに自動化・最適化し、組織の特定のプロセスに合わせることが可能になる。BusinessおよびEnterpriseの契約ユーザーが利用可能だ。

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▶️コンテキスト変数を使用したインシデントのカスタムフィールドが、Automation Actionsで一般提供開始(Automation Actions,Runbook契約ユーザー向け)

インシデントのカスタムフィールドを、コンテキスト変数として簡単にAutomation Actionsに受け渡せるようになった。

Automation Actionsの代表的な用途として、インシデントを起点とした自動診断や自動修復が挙げられる。このとき「何に対する」診断や修復を行うかは、アラートの内容によって可変となるケースがよくある。そのような場合に備えて、インシデントのカスタムフィールドに値を設定しておけば、Automation Actionsのスクリプトから変数として参照したり、RBAジョブの引数として直接渡したりできるようになった。容易な変数の受け渡しと、スクリプトやジョブの再利用性の向上によって、一層楽に自動化を加速できる。

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▶️AIエージェント第一弾、Shift Agentの早期アクセス開始

PagerDutyのEarly Accessに公開されているAIエージェント「Shift Agent」を活用することにより、オンコールシフトにおける課題を迅速に解決することができる。予定されている休暇をエージェントに通知し、今後のオンコールシフトとの潜在的な重複を特定し、その期間の対応を保証できるチームメンバーのリストを取得できる。本機能は、PagerDuty Advanceのクレジットがあるユーザーが使用可能だ。

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▶️Event Orchestrationのルールを直感的に繋ぎ換えるConnect Modeの早期アクセス開始

Event Orchestrationの編集に便利な機能、Connect Mode(Recombining Rules)が早期アクセスで利用可能になった。Connect Modeでは、従来難しかったルール間の接続の繋ぎ換えを、直感的なドラッグ&ドロップで行うことができ、同じルールを複数の接続元から再利用することもできるので、重複するルールを削減し、いっそう効率的にメンテナンスしやすいEvent Orchestrationを組むことができる。

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その他の製品アップデート情報については「プラットフォームリリースノート(全体モバイル版)」を参照

出典:PagerDuty