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PagerDuty(ページャーデューティー)製品アップデート情報:2025年9月

投稿:2025年9月24日   |    更新:2025年9月24日

デジタルオペレーション管理のリーディングプロバイダーであるPagerDuty(ページャーデューティー)は、2025年9月、ユーザーエクスペリエンスの向上とインシデント管理ワークフローの改善を目的とした、複数の重要な製品アップデートを発表した。これらのアップデートは、より合理化され効率的なプロセスを提供することで、インシデント解決時間の短縮と全体的なサービス提供の向上につながるように設計されている。

重要なアップデートの一つは、Jira Server向けのIncident Workflows向けアクションの導入だ。この新機能は全プランで利用可能で、ユーザーはIncident Workflowsの利用条件を設定できる。Pag​​erDutyでこれらの条件を満たすインシデントが発生すると、Jira Serverに自動的に課題が作成される。これにより、Jira上で一貫性と構造化された課題作成が保証されるとともに、緊急対応時の手作業の削減とインシデント発生後の可視性の向上が実現する。

Jira Serverのアップデートに加え、PagerDutyはServiceNowとのインテグレーションにおいてOAuthクライアント認証のサポートも導入した。この新しい認証方法はBasic認証に代わるものとなり、ユーザーはセキュリティーとコンプライアンスの要件に最適な認証方法を柔軟に選択できるようになる。

PagerDutyは、4つ目のAIエージェントであるSREエージェントの早期アクセスを開始した。このAIエージェントは、進行中のインシデントの要約を即座に提供し、過去のインシデントから重要なコンテキストを抽出し、復旧に必要な手順に関する洞察を提供するように設計されている。この機能はSREチームにとって貴重なツールとなり、ゼロから始めることなく、重大なインシデントへの迅速なトリアージと対応を支援することが期待されている。

もう一つの注目すべきアップデートは、解決時のレポート作成をサポートする機能の導入だ。この機能により、「解決」ボタンをクリックした際に自由形式のメモを記入できるだけでなく、「顧客への影響度」や「優先度」といったフィールドを追加できるようになる。これにより、インシデント解決のレポート作成と振り返り作業の効率化が期待される。

最後に、PagerDutyはPostmortemsのサポート終了とjeli Post Incident Reviewへの移行を発表している。このアップグレードは、インシデント後の分析機能を強化し、解決済みのインシデントからより深い洞察をユーザーに提供することを目的としている。

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出典:PagerDuty