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PagerDuty 8月の製品アップデート情報

投稿:2024年8月22日   |    更新:2024年8月22日

●PagerDuty Advance:インシデントライフサイクルのあらゆるステップに対応する生成AI

PagerDuty Advanceは、PagerDutyオペレーションクラウド全体で時間のかかるタスクを自動化し、コンテキストに応じたサポートを提供する生成AI機能のセットだ。7月30日より、BusinessおよびEnterpriseのユーザーは、追加費用なしでPagerDuty Advanceの1回限りの消費ベースのクレジットを入手できるようになった。PagerDuty Advanceの機能を有効にするには、アカウント所有者または管理者は、Account Settings > PagerDuty Advanceタブに移動し、使用する機能を切り替える必要がある。

●新しいアラートのテーブルビュー

アラートテーブルビュー(Incidents > Alerts)のUIがアップデートされた。作成されたフィルタのカスタム時間範囲に新しいオプションが追加され、従来の固定範囲オプションが改善。さらに、「show details」オプションが拡張ボタンになった。これらの変更は、今後数週間かけて徐々に反映される予定だ。

●インシデントリストページに新しい「Last 30 days」フィルターが登場

インシデントリストのホームページに新機能が加わり、作成された期間でリストをフィルタリングできるようになった。デフォルトでは過去30日間のインシデントが表示され、60日、90日、または全ての時間でフィルタリングすることもできる。このアップデートは、インシデント一覧ページのパフォーマンスを向上させ、ロード時間を短縮するためのものだ。全ユーザーがスムーズに移行できるよう、ロード時間が長くなることが多いアカウントから徐々にこのアップデートが実施される予定だ。

●Microsoft Teamsとの統合を含む、Incident Rolesとタスク機能に関する新機能 

インシデント管理のエンタープライズプランユーザーは、Microsoft TeamsからIncident Rolesとタスクを割り当てることができるようになった。アカウンタビリティーを促進し、重要なステップを見逃すことなく、いつも業務を実施する場所から直接確認することができる。ロールをエスカレーションポリシーに接続する機能も一般的に利用可能だ。

●Dynamic Routing正式リリース

PagerDuty AIOpsユーザー向けに一般提供を開始したDynamic Routingにより、インシデントを動的にルーティングさせることができるようになった。この機能により、組織は過去のデータとシステム状態を活用してルーティングルールを動的に適応させることができる。また、多数のServiceが存在する場合でも、ルールを一括して適用することができるため、管理を容易にし、チームが迅速に対応できるようになる。

●Dynamic Escalation Policy正式リリース

Dynamic Escalation Policyが、AIOpsのお客様向けに一般提供開始された。この機能は、イベントデータに基づいてエスカレーションポリシーを動的に割り当て、Serviceで定義されたポリシーを上書きすることで、同一Service上であっても、インシデントに応じて適切な担当者に通知できるようになる。

●新しいJeliのOpportunitiesとNarrative Builderの編集機能強化

Jeliのテキスト入力とMarkdownサポートの3つの新しい機能強化により、作成中のインシデントシナリオの主要なデータポイントを簡単にハイライトできる。Markdown表示は、オポチュニティー内の全てのフィールドでサポートされるようになった。Narrative Builderのマーカーを編集する際に、Markdownプレビューが利用可能になり、エグゼクティブサマリー、要点、クイックアクションセクションのクリックによる編集機能が削除された。

Jeli OpportunitiesとNarrative Builderの詳細についてはこちら

●API経由でJeli Oppotunitiesを作成する際の完全なプライバシー保護

Jeli APIがアップデートされ、非公開を含む全てのオポチュニティーに対して、ユーザーがアクセス制御を設定し、ロールを割り当てることができるようになった。これは特にセキュリティチームにとって有用で、セキュリティー関連のインシデントでJeliを使用する際に、プライバシーに関する懸念に対処できる。Jeli API アップデートには、3つの重要な機能強化が含まれている。

- 新規オポチュニティーの作成時に、オーナー、編集者、閲覧者を設定可能

- オポチュニティーの新規作成時に、グローバルアクセスコントロールロールを設定する機能

- 新規オポチュニティー作成時に調査担当(Investigator)ロールを設定する機能

【Early Access情報】(AIOpsユーザー向け)

●高度なオプションを備えた Intelligent Alert GroupingがEarly Accessで利用可能に

Intelligent Alert Groupingの利用が選択可能になった。この機能強化により、標準の共通イベントフォーマット(PD-CEF)およびカスタムの詳細を含む最大5つのフィールドを選択し、包括的なアラートグルーピング分析を行うことができる。

Early Accessページ

【お知らせ】

●PagerDuty Microsoft Teams(MS Teams)アプリの権限要求プロセスがユーザーレベルからアプリケーションレベルに変更

これは、個々のユーザーではなくMS Teamsアカウント管理者のみが、PagerDutyがMS Teamsアカウントで自分の代わりにアクションを実行することを承認する必要があることを意味している。最終的には、専用のインシデントチャネルを作成する機能や、より効率的なインシデント対応のための新しいインシデント自動化アクションなど、MS Teamsとの統合の強化が可能になる予定だ。既存の承認プロセスは9月1日に置き換えられる予定で、それまでは両方の権限を要求する。

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