BLOG
2019年6月リリース新機能の概要:いつでもどこでも、リアルタイムで作業

投稿:2019年8月19日   |    更新:2022年3月11日

6月の新機能リリースでは、チームがどこにいてもリアルタイムで作業できるように設計された新しい一連の機能強化を発表いたしました。移動しながらモバイルデバイスを使っていても、いつものようにデスクにいても、使いやすさを犠牲にすることなく業務の革新を続けていきます。

あなたのやり方で

PagerDutyを使用すると、チームはデスクトップから、もしくはチャットやモバイルを介して、どこからでもリアルタイムの作業を管理できます。

モバイルチームとエスカレーションポリシー

iOSモバイルデバイス用のPagerDutyモバイルチームとエスカレーションポリシーが更新されました(Androidは近日公開予定)。これで、iOSモバイルデバイスで次のすべてを直感的に実行できるようになりました。

  • チームメンバーとオンコール担当者がすぐ分かる
  • 問題の現状把握と解決を容易にするため、適切な対応者とその連絡先を特定する
  • チームのエスカレーションポリシーの明示

再設計されたモバイルオンコールシフトとスケジュール

モバイルオンコールのシフトとスケジュールの全体を確認し、タップしてスケジュールやエスカレーションポリシーの詳細を表示し、簡単に変更できます。

モバイルビューとインシデント対応者の追加

誰がインシデントに対処しているのかを確認し、アプリから対応者(ユーザーまたはエスカレーションポリシー)を追加して、問題を迅速に解決するために必要な支援を受けることができます。

モバイルビューインシデントステータスの更新

その他の新たな機能は、企業全体のコミュニケーションを自動化して、チームが重要なインシデントについて組織全体で認識を共有するのに役立ちます。iOS向けの最近のリリースに続いて、Androidデバイスを使用する利害関係者も、インシデント購読者を管理し、インシデントのステータスの更新を表示して、関連する解決活動について常に情報を得てデジタルビジネスの健全性を把握できます。

モバイルスワイプジェスチャー

インシデントに対するモバイルスワイプジェスチャーの改善により、Androidでは設定メニューから、iOSではスワイプから表示、タップと確認で、左スワイプや右スワイプのアクションを設定できるようになりました。

swipe-512x1024

モバイル複数選択ワークフロー

Mobile multi-select workflowsで、一度に複数のインシデントをトリアージ、スヌーズ、マージ、受任することができます。これにより、ノイズを削減し、PagerDutyイベントインテリジェンスにフィードバックを提供して、トリアージとスマートな応答を迅速に行えます。

新インテグレーションーCloudability、Demisto、Salesforce(coming soon)

私達はFinOpsやSecOpsなど、さまざまな利用法をツールチェーンで接続する際に、より高い可視性と柔軟性を持つことができるように、新たなインテグレーションへの投資も続けています。さらに、Salesforceとのインテグレーションも間もなく開始されます。そのほか、新しく強化されたインテグレーションには、CloudabilityDemistoがあります。

PagerDutyとCloudabilityのインテグレーション により、クラウド関連の意思決定と予測、計画、および購買能力の適切でタイムリーな最適化アクションを実行できます。このインテグレーションにより、クラウド使用料請求に異常が検出されたときに、リアルタイムで使用量を最適化することができます。

PagerDutyとCloudabilityのインテグレーションにより、次のことが可能になります。

  • 豊富なクラウド請求イベントデータをCloudabilityからPagerDutyにリアルタイムで送信する
  • Cloudabilityインスタンス内の異常を検出する
  • 対応するPagerDutyサービスで新しいインシデントをトリガーする
  • アラートを単一のインシデントに自動的にグループ化する
  • Cloudabilityで検出された異常に対処するようオンコールの担当者に通知する

Cloudability

PagerDutyとDemistoのインテグレーション により、自動化されたデジタル運用管理とセキュリティとITチームにわたる集中的なインシデント監視が可能になります。また、DevSecOpsツールスタック内で機動的なセキュリティ対策を実施するのに役立ちます。

  • PagerDutyイベントの取り込みと作成、解決を自動化
  • Demistoインスタンス内のPagerDutyからオンコールスケジュール、連絡方法、通知の詳細にアクセスする
  • 何百ものDemisto製品統合を活用して、部門を超えて対応を調整する
  • ChatOpsを介して対話的に数千のコマンドを実行する
  • 実行スクリプトを作成する。コントロールルームでコマンドを実行したり、スクリプトをプレイブックに関連付けたりする

demisto

PagerDutyとSalesforce Salesforce Service Cloudとのインテグレーションはまもなく登場します。内部プロセスがあなたの顧客経験に影響を与えないようにしてください。PagerDutyはSalesforce Service Cloudとのまったく新しいインテグレーションを開始し、カスタマーサービスチームがリアルタイムのサポートを受けられるようにします。双方向のインテグレーションにより、PagerDutyとSalesforceケースの同期が維持され、エージェントは必要に応じて適切なリソースを毎回適切な時期に活用できます。

500-error-on-every-login-attempt

インシデント対応

より大きなコンテキスト

コンテキスト検索

Contextual Searchでは、チーム、エスカレーションポリシー、ユーザーなどの簡単なタグ付けメタデータをPagerDutyオブジェクトに追加して、対応者とマネージャーが目的のオブジェクトをナビゲートして整理しやすくするとともに、インシデントをすばやく簡単に再アサインできます。タグ付けはコンテキスト検索と連動しているため、インシデントに対応者を追加するときにエスカレーションポリシーをフィルタリングできます。次のスクリーンショットは、PagerDutyオブジェクトのタグ付けの概要を示しています。

Contextual Search APIは現在、特に関心のある利用者への早期アクセス提供となっており、2019年夏に一般利用可能になる予定です。

チームタグの作成と追加

Edit-Checkout-Service-Team

エスカレーションポリシーのタグ

Escalation-Policy-tags

ユーザータグ

User-Tags

タグでオブジェクトを絞り込む

Filter-objects-by-tags

タグを使用してインシデントを再アサイン

Reassigning-incident-to

モバイルでのエスカレーションポリシーのコンテキストサーチ

Mobile Contextual Searchを使用して、アラートを受信すればいつでもどこでも、タグでエスカレーションポリシーをフィルタリングしたり、検索を使用してインシデントを適切な担当者にすばやく再アサインできるようになりました。

セルフサービスの拡張性

ユーザセッション管理API

User Session Management APIエンドポイントにアクセスしてユーザーセッションを取得、削除できます。これらのエンドポイントは、組織外のユーザーをそのユーザーに関連付けられているすべてのPagerDutyセッションから安全に削除する、ユーザーオフボーディングワークフローの活用に不可欠です。

Request-Sample-1 Request-Sample-2

リアルタイムの可視性

可視化コンソールのパフォーマンスとカスタマイズ

可視化コンソールのパフォーマンスが新たに強化されたことで、エンジニアとビジネス担当者の間で、テクニカルインシデントがデジタルエクスペリエンスにどのような影響を与えるかをリアルタイムで共有することができます。可視化コンソールのすべてのモジュールがライブアップデートされるようになったため、手動でのリロードや自動更新は不要になりました。さらに、コンソールレイアウトの変更は自動的に維持されるようになり、レイアウトの変更を手動で保存する必要がなくなりました。

Visibility-Console

6月リリースの新機能を使い始めるには、あなたのアカウント担当者に連絡を取り、詳細についてはKnowledge Baseをチェックしてください。

最後に、私たちは定期的に、四半期ごとのPagerDuty Pulse Webinarで、製品、インテグレーション、その他新機能のすべてを紹介しています。今すぐregister todayで登録しましょう。

本記事は米国PagerDuty社のサイトで公開されているものをDigitalStacksが日本語に訳したものです。無断複製を禁じます。原文はこちらです。

book-markカテゴリー :ニュース&告知